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投稿日:2024年8月8日
最終更新日:2024年8月8日
冷凍庫業務用トラブル冷えない導入目的

【常温のモノは凍りにくい?】業務用冷凍庫の本来の機能とは

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WRITER クーラくん
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【常温のモノは凍りにくい?】業務用冷凍庫の本来の機能とは

【常温のモノは凍りにくい?】業務用冷凍庫の本来の機能とは

毎年厳しい暑さが続く7~9月は、飲食店やイベント等で業務用冷凍庫が数多く使用されます。

常温のゼリーや飲料水を冷やして凍らせたい!という目的で導入を検討されている方も多いことと思います。

しかし本来の業務用冷凍庫の機能は「常温のものを凍らせる」ことではありません。

今回は、意外と勘違いされやすい冷凍庫の本来の役割をご紹介したいと思います。

業務用冷凍庫の導入をお考えの方は、ぜひ本記事の内容を参考にして下さい!

業務用冷凍庫の機能とは

冷蔵室・冷凍室が一体になった家庭用冷蔵庫では、常温の食品を入れてもすぐに凍ります。
そのため、業務用冷凍庫も同様に常温からの氷結が可能だと思われがちです。
しかし冒頭でも記述した通り、業務用冷凍庫は「常温状態のものを氷結させる」前提の設計ではありません。

本来の機能としては、「既に冷凍されているものを保管する」ためのものになります。

これは内容量の大きさによるためです。
家庭用よりも数倍大きな容量となるため、強い冷気が循環しても食品を氷結させるまでの能力は発揮できません。
食品によっては常温からの氷結も可能ですが、完全に固まるまでには数時間~数日かかってしまうこともあります。

では業務用冷凍庫を使用する際、具体的にどのような点に注意すべきなのか次の項でご説明します。

使用上の注意点

使用上の注意点 イメージ

よくあるトラブル事例として、庫内が冷えないパターンがあります。
原因としては電圧不足や外気温など様々な影響が考えられますが、その中の一つが「常温の食品が沢山入っている」ことになります。
先述したように業務用冷凍庫は内容積が大きいため、冷凍の温度帯まで下がるには1時間ほどかかります。
稼働させてまだ庫内が冷え切っていないうちから常温の食品を沢山入れると、冷えるまでにさらに長い時間がかかるだけでなく、故障の原因にもなり得ます。

上記を踏まえた上で、常温食品を保管する際は「しっかり庫内が冷えきったのを確認してから少しずつ入れる」ことを心掛けてください。
ただし食品によっては、数日経過しても完全に固まりきらない場合があります。
(例:ゼリーやチューペットなど)

業務用冷凍庫には多種多様なものが存在しています。
代表的なタイプを次の項で見ていきましょう!

該当する冷凍庫の一例

該当する冷凍庫の一例 イメージ

アイスケース(冷凍ショーケース)

アイスケースは上部のフタがガラス製になっており、中に入っている商品が見えやすくなっています。
これにより、冷凍商品の保管のみならず販売にも最適です。
庫内が見える分、直射日光の影響を受けやすいため、設置場所には注意が必要です。

冷凍ストッカー

商品の「保管」に特化したタイプであれば、冷凍ストッカーが最適です。
種類やサイズも豊富で、温度帯を切り替えると冷蔵商品の保管も可能です。

冷凍ストッカーの特徴や種類については、以下の記事で詳しく解説しています。
【大容量の保管能力!】 冷凍ストッカーの特徴3選
【特徴別】冷凍ストッカーの種類をご紹介

コールドテーブル(台下冷凍庫)

台下冷凍庫とも呼ばれるタイプのもので、上部を作業台として使用することができます。
場所に限りのある飲食店などでは、省スペースに設置できることが最大の利点となります。

コールドテーブルの特徴や種類については、以下の記事で詳しく解説しています。
コールドテーブルの特徴3選

冷凍オープンケース

上部にフタがついておらず、中の商品を簡単に出し入れすることができるタイプです。
百貨店での販売などで数多く使用されています。
設置の際は直射日光だけでなく、エアコンなどの風にも注意する必要があります。

オープンケース導入の注意点については、以下の記事で詳しく解説しています。
【トラブル防止】オープンショーケースをレンタルする際の注意点

縦型冷凍庫

縦型冷凍庫は最も一般的なタイプで、保管能力と取り出しやすさが両立されています。
サイズの種類に限りがあるため、設置場所の高さをよく確認する必要があります。

常温から氷結できる冷凍庫はある?

常温の食品や冷凍食品を急速で凍結するための用途では「急速凍結庫」という機械が適しています。

急速凍結庫は最大氷結晶生成帯をすばやく通過させ、緩慢凍結に比べて高品質の凍結を行うことができます。
3℃前後の食材を-18℃程度まで急速に凍結させることができます。
食品内の水分が凍る-1℃~-5℃の温度帯を短時間で通過して凍結させることによって、食品の細胞の破壊を防ぎ、凍結前の味や食感を残しておいしさを保つことができます。

まとめ

今回は、業務用冷凍庫を導入する際の注意点をご紹介しました。
家庭用冷蔵庫と同じく、常温食品をすぐに冷凍できると思われがちですが、実は設計の前提が異なっています。

導入の際は、ぜひ本記事の内容を参考にしてみてください!

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