最終更新日:2024年9月1日 業務用冷蔵庫洗い方洗浄クリーニング
【プロが教える!】冷蔵オープンショーケースの洗い方

【プロが教える!】冷蔵オープンショーケースの洗い方
冷蔵庫の清掃は、食品事業、飲食業において欠かせない作業の一つです。食品の品質を維持し、安全な食材を提供するためには、定期的な清掃とメンテナンスが不可欠です。特に業務用で使用する冷蔵庫は、日々大量の食材を保管するため、汚れやカビの発生リスクが高まります。これを放置すると、衛生状態が悪化し、食品に悪影響を及ぼす可能性があります。本記事では、冷蔵オープンショーケースの効果的な清掃方法と注意点を詳しく解説し、日々の業務を円滑に進めるためのポイントを紹介します。正しい清掃手順を知ることで、衛生的な環境を維持し、お客様に安心して食事を楽しんでいただけるようにしましょう。
冷蔵オープンケースの清掃手順
冷蔵オープンショーケースの清掃手順は大きく分けると下記の通りです。
- タンクの清掃
- フィルターの清掃
- 網棚、床板の清掃
- ケース内部の清掃
- 外面の清掃
それでは一つづつ詳細を見ていきましょう。
タンクの清掃
まずはタンクの清掃です。
オープンショーケースでは、冷蔵庫から排出された水は蹴り板下のタンクに貯水されます。タンクの容量を超えると水が溢れ出すので定期的にタンクの水を捨てる必要があります。湿度や利用場所によって排出される水の量が異なるので、様子を見て定期的に捨てる必要があります。また、常に水が貯まるのでカビや汚れの温床となります。タンクの水を捨てるのと合わせて、タンクの清掃も行うようにしましょう。タンクは通常の中性洗剤等で洗うことで清潔な状態を保つことができます。
フィルターの清掃
フィルターの清掃も定期的に実施する必要があります。フィルターに埃が溜まった状態で冷蔵庫の使用を続けると冷蔵不良や故障の原因となります。フィルターは冷蔵庫下部に設置されており、簡単に取り外すことができます。取り外しブラシ等で擦ることで、埃の除去が可能です。水を使用しても問題ありませんので、埃が完全になくなるまで清掃してください。コンプレッサーやエアダスターを利用することで効率よく清掃することが可能です。
網棚、床板の清掃

商品を入れる庫内の清掃も定期的に行いましょう。実際に商品が触れる部分になるので、常に清潔にする必要があります。網棚、床板ともに簡単に取り外すことができるので、取り外した上で、タオル等で拭きあげてください。
ケース内部の清掃
ここからは、ケース内部の清掃になります。内部の清掃は、こまめに実施する必要はありませんが、汚れが溜まると故障の原因になりますので、長期間利用する場合は、定期的に清掃する必要があります。床板を外すと内部の清掃が可能です。ケース内部の汚れを拭き取り、ファン周辺に埃が溜まっていないかチェックします。掃除機や中性洗剤を利用した拭き取りを行い清潔な状態を保ちましょう。また、ドレイン内に水を流し、排水菅の洗浄をおこないます。銅管など繊細な機械が入っているため、機材に干渉しないよう気をつけましょう。
外面の清掃
最後に外面の清掃を行います。水拭きや中性洗剤を利用し、きれいに拭きましょう。
まとめ
オープンケースを清潔に保つことで、衛生面はもちろん商品の見栄えもよくなります。定期的な清掃は冷蔵庫の故障リスクを下げ、冷却効率にも影響を与えます。定期的なメンテナンスを実施し、より良い冷蔵庫の運用を実施しましょう。