最終更新日:2024年4月8日 コールドテーブル台下冷蔵庫台下冷凍庫自宅設置
業務用のコールドテーブルは自宅に設置できるの?

業務用のコールドテーブルは自宅に設置できるの?
料理愛好家やデザインにこだわる方々から、日々のキッチンライフをより充実させたいという声が高まっています。そんな中、「お店で使っているような冷蔵庫」を自宅に導入したいという願望を抱く方々が増えています。特に、背が低く、ステンレス製の天板が特徴の「コールドテーブル」と呼ばれる業務用冷蔵庫は、そのニーズに応える優れた選択肢として注目されています。
コールドテーブルは、単なる冷蔵庫以上の機能を持ち、調理や食材の取り出しにも適しています。ステンレスの天板は、調理器具や食材を直接置くことができ、キッチンでの作業をより便利にします。また、そのデザインは家庭用冷蔵庫とは一線を画し、個性的でスタイリッシュな雰囲気を醸し出します。このような魅力から、料理好きやデザインに敏感な方々にとって、コールドテーブルは理想的な選択肢として浮上しているのです。
しかしながら、一部の利用者からは「想像していたよりも厳しい…」「業務用冷蔵庫の導入に後悔している…」という声も聞かれます。その背景には、様々な課題や問題が潜んでいます。ここでは、そうした業務用冷蔵庫を家庭で使用する際の注意点について考えていきましょう。
問題その1:下から水が漏れる
一般的な家庭用冷蔵庫と異なり、業務用冷蔵庫は霜取りを行った際に排水する仕組みが異なるため、このような現象が起こります。通常、厨房では水が排水溝に流れるように設計されていますが、家庭で業務用冷蔵庫を使用する場合は、この排水設備がないため、別途ドレンパンが必要です。ドレインパンで受けた水は、一部は自然蒸発しますが、環境によってはドレインパンが満杯になり、水漏れの原因となります。定期的に排水の対応が必要です。定期的な排水が面倒な方は、業務用冷蔵庫にはエアコンの室外機などと同様にドレインホースを排水溝まで繋げる工事が必要となります。
問題その2:電気代がかかる
一般的な家庭用冷蔵庫と比較するとかなり高い消費電力です。例えば、某メーカーの4〜5人用(600ℓ)の家庭用冷蔵庫の年間消費電力が290kWhであるのに対し、業務用のコールドテーブル冷蔵庫はその約7.7倍に相当します。この差から推測すると、冷蔵庫の電気代だけで月に約5,000円にものぼる可能性があります。このような高い電気代は、家計にとって経済的負担となります。コールドテーブル冷蔵庫を導入する際には、その高い電気代に注意する必要があります。省エネルギー対策や電力消費の見直しが必要かもしれません。
問題その3:音がうるさい
業務用冷蔵庫は通常、厨房などのコンクリートの床に設置されることが想定されています。その理由は、コンクリートの床が振動を吸収しやすく、振動や騒音が伝わりにくいからです。しかし、一般家庭では床が木製の板敷きであり、床下には空洞があることが一般的です。
家庭の木製の床に業務用冷蔵庫を設置すると、振動が板に伝わり、振動音が増幅されることがあります。これが俗に言う「箱鳴り」現象です。また、家庭用冷蔵庫にはない冷却ファンの音も気になるかもしれません。
特に静かな住宅環境では、冷蔵庫の動作音が気になることがあります。例えば、夜間に冷蔵庫が動作すると、その振動音が梁を伝って響くことがあります。
ですが、業務用冷蔵庫を使いたい場合、適切な防振対策を講じることが重要です。例えば、防振ゴムを使用して振動を吸収し、騒音を軽減することができます。これにより、快適な生活環境を維持しつつ、業務用冷蔵庫を効果的に活用することができます。
まとめ
自宅で業務用冷蔵庫を使用することは、経済的でもなく機能的でもない場合があります。しかし、それでも業務用冷蔵庫を設置したいという方もいらっしゃるかもしれません。
業務用冷蔵庫を家庭で使用する場合、以下のようなデメリットが考えられます。
- 電気代が高くなる可能性がある。
- 床下排水がないため、水たまりの問題が生じることがある。
- 騒音や振動が静かな住宅環境で気になることがある。
これらの問題を理解したうえで業務用冷蔵庫を設置することは重要です。適切な対策を講じることで、快適な生活環境を維持しつつ、業務用冷蔵庫の便利さや機能を享受することができます。
ただし、一般的な家庭での使用には不向きな場合もありますので、注意が必要です。最終的な判断は、個々のニーズや環境に合わせて行うことが重要です。