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投稿日:2025年2月18日
最終更新日:2025年2月21日

厨房機器や業務用冷蔵庫にも必要!漏電対策のポイント

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WRITER 中野 人史
ブログ担当
業務用厨房機器のレンタル業務担当として、飲食店やイベント会場などに最適な機器を提供しています。 料理が趣味であり、食品イベントの企画・運営にも積極的に関わっています。 食品イベントでは、業務用厨房機器の活用方法や料理のアイデアを提案し、参加者がより効果的にイベントを楽しめるように心がけています。 また、料理教室にも参加し、自身の料理技術を向上させるとともに、他の人々にも料理の楽しさを伝えることに喜びを感じています。 将来的には、持続可能な食品業界の発展に貢献し、食の文化を豊かにすることを目指しています。
厨房機器や業務用冷蔵庫にも必要!漏電対策のポイント

厨房機器や業務用冷蔵庫にも必要!漏電対策のポイント

厨房は水回りが多く、電気を多く使用する環境のため、漏電のリスクが高い場所です。特に業務用冷蔵庫や食洗機、製氷機などの機器は長時間稼働するため、知らないうちに漏電が発生することもあります。漏電は感電事故や火災の原因になるため、適切な対策を講じることが重要です。本記事では、厨房機器の漏電リスクとその対策について詳しく解説します。

厨房機器や業務用冷蔵庫で起こりやすい漏電トラブル

水や湿気による漏電

厨房は常に水を扱うため、湿気や水の飛び散りが原因で電気配線が劣化し、漏電が発生することがあります。特に製氷機や食洗機の周辺では水滴が飛び散りやすく、知らないうちに電源コードやコンセント部分が湿ってしまうことがあります。また、排水が不十分な場合、床に溜まった水が機器の下に侵入し、漏電の原因になることもあります。

経年劣化による配線トラブル

長年使用している厨房機器は、電源コードの被覆が破れたり、接続部が緩んだりすることで漏電を引き起こすことがあります。特にコンセント周りは定期的に点検する必要があります。また、油煙が多い環境では、電線やプラグ部分に油汚れが蓄積し、これが絶縁不良を引き起こすことがあります。

過負荷によるブレーカー落ち

厨房機器を同時に使用しすぎると、電力の負荷が増大し、ブレーカーが落ちることがあります。特に業務用冷蔵庫やフライヤーなどの消費電力が大きい機器は、専用の電源回路を確保し、適切に管理しなければなりません。複数の機器を同時に使用する際には、消費電力を計算し、適正な配線・ブレーカー設定を行うことが重要です。

漏電遮断器(ブレーカー)の仕組みと重要性

漏電遮断器(ブレーカー)の仕組みと重要性 イメージ

漏電を防ぐためには、漏電遮断器(ELCB・RCB)の設置が不可欠です。これらの装置は、電気の異常な流れを検知すると自動的に電流を遮断し、感電や火災を防ぎます。

漏電遮断器の種類と特徴

30mA型:一般的な厨房機器向け。人が感電した際に危険を回避できるよう設計されている。

100mA型:大容量機器向け(冷蔵庫や大型オーブンなど)。火災リスクを軽減する目的で設置される。

適切な漏電遮断器を導入することで、万が一の事故を未然に防ぐことができます。

漏電を防ぐための対策

防水コンセント・防水カバーの使用

水回りで使用するコンセントには、防水性能のあるものを選びましょう。また、使用していないコンセントにはカバーをつけることで、水が入るのを防げます。防水タイプのコンセントは、シリコン製のカバーがついており、水の侵入を防ぐために効果的です。

アース(接地)の適切な施工

厨房機器には必ずアースを取り付け、万が一の漏電時に電流を逃がせるようにしておくことが重要です。特に業務用冷蔵庫やフライヤーなどの機器は、しっかりとアースが取られているか確認しましょう。アース線が適切に接続されていない場合、感電や機器の誤作動につながるリスクがあります。

定期的な配線点検・メンテナンス

コンセントや配線の接続部が緩んでいないか、焦げた跡がないか定期的に点検しましょう。電源コードの被覆が破れている場合は、すぐに交換が必要です。特に、コードを折り曲げたまま使用していると内部の銅線が切れやすくなり、漏電の原因になります。

機器ごとの電源管理

厨房機器を同時に使用する際には、ブレーカーの容量を超えないように気をつけましょう。消費電力の大きい機器は分散して使用するのがポイントです。電源タップの過剰使用も避け、直接コンセントに接続することで火災リスクを軽減できます。

漏電発生時の対応と注意点

漏電発生時の対応と注意点 イメージ
漏電遮断器が作動したときの確認手順
  1. どの機器が原因か特定するため、一つずつ電源を切る
  2. 問題の機器をコンセントから抜き、再度ブレーカーを上げる
  3. 再びブレーカーが落ちる場合は、電気工事士に相談する
業者に依頼すべきケース
  • コンセントや配線から焦げた臭いがする
  • ブレーカーを上げてもすぐに落ちる
  • 機器の金属部分に触れるとピリピリする感覚がある

これらの症状がある場合、無理に復旧しようとせず、専門業者に点検を依頼しましょう。

まとめ

厨房は漏電リスクが高い環境だからこそ、日頃の点検と適切な設備選びが重要です。漏電遮断器の設置、防水対策、アースの適切な施工を行い、安全な厨房環境を維持しましょう。万が一、漏電が発生した場合は適切に対応し、必要に応じて専門業者に相談することが大切です。

厨房の安全を守るために、日頃からしっかりと漏電対策をしておきましょう!

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